
こんにちは!江南市の接骨院:ほねつぎ極癒(ごくい)です。
「最近、姿勢が悪い気がする」
「腰が丸くなり、お腹だけが前に出てきた…」
このような変化は、単なる加齢や運動不足では説明できないケースが多く、臨床的には“骨盤後傾位”による運動連鎖の破綻が強く関与しています。
■ 骨盤後傾位とは何か?
骨盤後傾位とは、矢状面において骨盤が後方へ回旋し、上前腸骨棘(ASIS)が上後腸骨棘(PSIS)よりも相対的に挙上する状態を指します。
正常な骨盤は軽度前傾位を保持しており、これにより
・腰椎前弯の維持
・脊柱全体の荷重分散 が成立しています。
しかし骨盤後傾が生じると、
- 腰椎前弯の減少〜消失
- 胸椎後弯の増強(円背)
- 股関節伸展可動域の制限 といった運動連鎖の崩壊が発生します。
■ 骨盤後傾位で生じる代表的な臨床症状
骨盤後傾は外見上の姿勢不良にとどまらず、機能障害として明確に現れます。
・慢性腰痛
・腹部突出(ぽっこりお腹)
・殿筋機能低下(ヒップフラット化)
・呼吸機能の低下
■ 骨盤後傾が発生するメカニズム
臨床的には、以下の筋機能異常の組み合わせで説明できます。
- ハムストリングスの短縮・過緊張
- 腸腰筋の機能低下
- 腹筋群の過活動または機能不全
- 大殿筋の抑制
さらに、
- 長時間座位(骨盤後傾位固定)
- 頭部前方位 といった生活習慣がこれらを固定化させます。
つまり骨盤後傾は、“筋機能不全+生活習慣の積み重ねによる適応変化”と捉えるべき状態です。
■ 臨床症例
【症例①】30代男性・デスクワーク
主訴:夕方の腰部鈍痛と集中力低下
評価:骨盤後傾位+ハムストリングス短縮+腹圧低下
介入:骨盤アライメント調整+股関節モビリティ改善+体幹再教育
→ 3週間後・・・「長時間座っても腰が気にならず、姿勢保持が容易になった」
【症例②】50代男性・農作業
主訴:立位時腰痛、前屈位での安楽姿勢依存
評価:骨盤後傾+胸椎後弯増強+股関節伸展制限
介入:胸椎伸展可動域改善+骨盤前傾誘導+殿筋再教育
→ 2ヶ月後・・・「自然と立位姿勢が改善し、腰痛はほぼ消失」
■ ほねつぎ極癒の治療戦略
当院では、単なる矯正ではなく、再現性のある身体機能の再構築を目的としています。
① アライメント補正
② 筋機能再教育
③ 動作パターンの再学習
座位・立位・歩行における運動戦略の修正を行い、再発を防止します。
■ 放置によるリスク
骨盤後傾位を放置すると、
- 椎間板ヘルニア(後方突出リスク増大)
- 脊柱管狭窄症(退行変性の加速)
- 変形性股関節症(荷重異常の蓄積) といった不可逆的な器質的変化へ進行する可能性があります。
■ まとめ(臨床的見解)
骨盤後傾位は、
- 慢性腰痛
- 姿勢不良
- 体型変化 といった問題の“結果”ではなく、それらを引き起こす“原因構造”そのものです。
そして適切な評価と介入により、十分に改善可能な機能障害でもあります。
■ 最後に
「なんとなくの不調」や「姿勢の違和感」は、身体からの明確なシグナルです。
ほねつぎ極癒では、解剖学・運動学に基づいた評価を行い、一時的な対処ではなく、本質的改善を提供しています。
症状が軽いうちの介入が、将来の大きな差につながります。
お気軽にご相談ください。

